不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は10月28日、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された9月の首都圏中古マンションの価格動向を発表した。
首都圏全体の1戸あたりの平均価格は、前月比1.8%増の4835万円と14カ月連続で上昇。東京都(23区/都下)、横浜市・川崎市、千葉県他の4エリアで2017年1月以降最高額を更新した。前年同月比は21.1%増と14カ月連続で上昇した。
エリア別では、神奈川県他、埼玉県他がわずかに下落した一方、東京23区、横浜市・川崎市、千葉県他の3エリアは上昇率が1%を超えている。特に東京23区は、平均価格指数(2017年1月=100)が203.5と初めて200を超え、平均価格が2017年1月の2倍以上となった。

また同日、7~9月期の首都圏外8エリア(札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市)についても公表した。
前期比は、広島市が4期ぶりに下落。大阪市が8期連続上昇し、札幌市(2051万円、前期比1.8%増)、京都市(3165万円、同0.8%増)、大阪市(3691万円、同4.7%増)、神戸市(2389万円、同0.2%増)、福岡市(2572万円、同2.6%増)が2017年第Ⅰ期(1~3月)以降最高額を更新した。
前年同期比は、仙台市が9期連続で前年同期を下回った。
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