国土交通省 国土技術政策総合研究所(国総研)は、このほど、「床構造における遮音性能が、実験室での測定結果と実際の建物の測定結果とでどのように異なるか」を定量的に比較・分析。「実験室測定の結果は、実建物の遮音性能を保証するものではなく、あくまでも遮音対策の参考値とすべきである」とする研究成果資料をまとめた。
本研究は、2022年度から実施している同省総合技術開発プロジェクトの一環。住宅性能表示制度における「重量床衝撃音対策等級」の評価方法を合理化するための基礎データを得ることを目的としている。
現在、重量床衝撃音の認定取得には「二種類以上の建物で合計十以上の居室の界床を対象とした試験」など多くの制約をクリアしなければならない。そのため、これらの認定取得のルールが新たな工法や地域材などの活用に時間的・金銭的コストをもたらす懸念があり、合理的な評価方法の検討が求められている。
実験室測定は参考値に
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