NEXER(東京都豊島区)はこのほど、害虫害獣駆除ワーカーズ(運営:日本アクティブワーカーズ、東京都港区)と共同で、全国の「害獣や害虫によって家が何らかの損傷を受けた経験がある」男女146人を対象に実施した「害獣被害の損害実態に関するアンケート」調査の結果を発表した。
害獣や害虫によって家のどこかに損傷を受けたことがあるか聞いたところ、「床(37.0%)」「壁(34.2%)」「天井裏(26.7%)」に集中していた。人目につきにくい床下や壁内、天井裏などを侵入経路や生息場所とする動物がいるためで、隠れた場所で損傷が進行し、家屋の構造自体に影響を与えることがわかる結果となった。

具体的な損傷としては、ハクビシンやアナグマ、コウモリなどによる糞尿被害が深刻で、「天井が痛んで臭いも酷かった」「板材が腐食していた」など、生活空間と家屋の構造自体に甚大な損害を与えている実態が明らかとなった。
ネズミやシロアリなどによる「かじり」や「食害」も多く、「ネズミが電話線やルーターをかみちぎった」「シロアリが床の垂木を食べ、壁に穴を開けた」といった、大規模な修理が必要なケースも目立った。また、ウジ虫の大量発生など、物理的・精神的にダメージを受ける衛生害虫の被害も報告された。
修理費は「10万円以上」が最多
害獣・害虫被害の修理費については、44.7%が「10万円以上」と回答。「5万円以上」を合わせると68.4%になり、被害経験者の約7割が中~高額の修理費を負担していた。
修理費が10万円以上のケースでは、シロアリ、ハクビシン、イタチ、クマネズミなど、家屋の構造内部に侵入し、木材や配線を直接損壊させる動物が原因の場合が多いという。特に、シロアリが高額修理の主要因となっているとみられる。5万円以上の場合は、クマネズミやシロアリ、イタチなど、駆除や構造修繕に手間と費用がかかる動物が共通していた。

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