松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。高断熱・高気密住宅の普及は誰のため?心地よさを兼ね備える真の高性能住宅をつくり・届ける工務店の役割を考えさせられます。
![]()
情報収集が早い方なら既にご存じかと思いますが、9月1日にアイ工務店が「全国一律でUA値を0.28W/㎡K以下で標準化する」と発表しました。これまでのUA値は0.4くらいだったので、猛烈な進化と言えます。
こうなった最大の理由は、この10年くらい通用していた「HEAT20のG2、C値1.0㎠/㎡以下、耐震等級3」という“高性能3点セットを満たしているだけで売りやすい時代”が終わったからと見て間違いないと考えています。参考までにアイ工務店は今年度5800棟ほぼ確定、2年後には8000棟が見えていると言われています。
大手ハウスメーカーがUA値の標準値を大幅に向上させたことは、単純にいいことのように思えます。もちろん工務店にとっては、元から強すぎるアイ工務店がさらに強くなることは脅威でしかないかもしれません。今回はその観点は置いておき、技術面と設計面から純粋に深掘りしてみます。
数年くらい前から、G2でなければ営業面で勝ちにくい状況が続いていました。それに加えて・・・
この記事は新建ハウジング10月10日号8面(2025年10月10日発行)に掲載しています。
※既に有料会員の方はログインして続きを読む
有料会員になると、全ての記事が読み放題
| 有料会員
定期購読&会員サービス全てが利用可能! |
試読会員
「フルスペック」の有料会員を1ヶ月無料でお試し! |
| デジタル会員・・・一部記事が閲覧可能! 会員登録する | |
有料会員でできること✓
| ✓ | バックナンバー3年分が読み放題 |
| ✓ | DIGITALオリジナル記事が読み放題 |
| ✓ | クローズドのセミナー・スクールに参加できる |
有料会員向けおすすめ記事
| 大和工務店、無垢板使った剛床工法で床倍率2.0実現 |
超地域密着型リフォームで網戸張替えから性能向上まで―神木工務店 |
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。
























