東京都は2025年度から実施している事業承継者支援事業「ツギノツギ」で、伴走支援プログラムの参加者を募集している。
同プログラムは、事業承継した後継経営者を個別に伴走支援し、既存事業から新規事業を創出するために必要な人的・知的支援を提供するもの。募集定員は5社程度を予定している。募集期間は10月27日まで。応募は、所定の応募フォームから書類一式をアップロードする。
対象は、事業承継から5年以内の中小企業の後継者で、都内に本社・支店・営業所などの事業所を置く法人、または都内に進出意欲がある企業。後継者は、既存企業の経営権を引き継いだ者で、親族内承継、従業員承継、第三者承継のいずれかで代表取締役が変更されていることを原則とする。
主な支援内容は、(1)新規事業開発に共同で取り組む外部パートナーの確保支援、(2)専門家による伴走支援、(3)新規事業開発の実証費用支援。事業承継者と外部の事業開発担当者(個人事業主、副業会社員など)とでペアを組み、新規事業開発を行う。応募時までに事業開発担当者が確保できない場合は、事務局から適任者が紹介される。
対象経費は、事業開発担当者へ支払う人件費など、新規事業開発に向けた実証にかかる費用。上限は500万円(実証費300万円・人件費200万円)。

「ツギノツギ」公式サイト
9月4日に募集説明会
都では、同事業に関する募集説明会を9月4日(木)に開催する。時間は18時~20時。場所は、エヌエヌ生命保険トレーニングルーム(東京都渋谷区渋谷2-24-12・44階)。参加申し込みは、所定のフォームで受け付ける。
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