アットホーム(東京都大田区)は8月20日、画像から洗濯物を検知し、自動でモザイク処理を行う「不適切画像検出・加工AI(洗濯物)」の提供を開始すると発表した。
同サービスでは、グループ会社のアットホームラボ(東京都千代田区)が開発したAIモデルを活用。物件画像から洗濯物を自動で検出・モザイク処理することで、不動産会社の業務負担軽減と居住者のプライバシー保護の強化を図る。

「不適切画像検出・加工AI(洗濯物)」は、ワンクリックで自動検知&処理が可能。追加処理を行いたい場合は、専門ツール・技術を使うことなく手動でモザイク処理を行うことができる。物件画像の人の顔や車のナンバープレートなどを自動で検知し、モザイク処理を施す「不適切画像検出・加工AI(顔・ナンバープレート)」との併用も可能。
不動産会社は、取り扱う物件の外観画像に周辺住宅の洗濯物が映り込んでしまった場合、プライバシー保護の観点から処理する必要があるが、現状は担当者が目視で確認しながら1件ずつ処理しなければならず、大きな業務負担となっていた。このため、同社はArithmer(東京都文京区)と共同で同サービスを開発。「不適切画像検出・加工AI(顔・ナンバープレート)」とあわせて処理することで、プライバシー保護の一層の強化が可能となる。
同社は、こうした取り組みを通じ、不動産業界の健全な情報流通の促進に貢献するとともに、同サービスの他業界での活用も目指す。
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