FPコーポレーション(北海道札幌市)が運営するボランタリーチェーン「FPの家」グループは、加盟工務店の技術力・営業力向上を目的としたワーキンググループ活動を継続的に実施している。7月2・3日の2日間、岩手県盛岡市において、実践的な学びを重視したグループ活動を開催した。
今回の活動では、単なる情報提供にとどまらず、各社が抱える課題を共有しながら、他社の成功事例をもとにした実践的なノウハウを学ぶ機会が設けられた。プログラムは2部構成で実施され、初日は現地視察、2日目は営業戦略と最新技術に関するセミナーが行われた。
7月2日は、「IWATEなないえプロジェクト」のモデルハウスを視察。地域特性を反映した設計・施工や顧客へのアプローチ手法を学び、各社が自社の取り組みに活かせるヒントを得る機会となった。

IWATE なないえプロジェクト モデルハウス視察の様子
翌3日には、営業力強化をテーマにしたセミナーを開催。サトコンホーム(岩手県滝沢市)からは、営業担当1人体制での受注戦略やモデルハウスの活用方法について具体的な取り組みが紹介された。さらに、山下ホーム(富山県魚津市)によるAI活用に関する勉強会では、業務効率化や顧客対応力の向上といった先進的な取り組みが披露され、参加者の関心を集めた。

受注戦略とAI活用による事業強化セミナーの様子
FPコーポレーションでは今後も、全国の加盟工務店と連携しながら、実践型の学びを通じて加盟各社の事業力向上を支援していく方針。今回のような地域開催による取り組みを重ねることで、住宅業界全体の技術・営業力の底上げと持続的成長に貢献していくとしている。
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