建設業振興基金は8月1日から2026年3月31日までの間、建設キャリアアップシステム(CCUS)の能力評価申請手数料の4000円を全額支援し、無料にすると発表した。技能者登録と能力評価申請手続きを同時に行うワンストップ申請の場合は手数料3000円が無料となる。
対象者は、CCUS技能者登録(詳細型登録)が完了している人またはワンストップ申請を行う人。対象となる能力評価はすべての能力評価分野(レベル2~4)。ただし、簡略型登録から詳細型登録に移行する際の手数料2400円は対象外となっている。
能力評価申請は従来通り、評価実施団体に対して行うが、手数料の支払いと支払い証明書の添付は不要となる。ワンストップ申請の場合はシステムの都合上、支払い証明書の代わりに同基金が添付用として用意する画像を使用する。
基幹技能の登録が簡単に
また、同基金ではCCUSと登録基幹技能者データベース間でデータ連携を行い、修了証番号に対応する登録基幹技能者の情報を自動入力できるようにした。これにより、登録基幹技能者がCCUSの技能者新規登録申請または変更登録申請をする際に、講習修了証に記載されている「修了証番号」をCCUSに入力するだけで、修了年月日や有効期限年月日などの情報が自動で反映される。さらに講習修了証の添付も不要となっている。

CCUSでの登録画面(マニュアルより引用)
■関連記事
CCUS登録技能者が166万人に 利用拡大に向けた取組も進展
技能者の給与増も基幹技能者の評価に課題―建専連報告書
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。





























