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「AIって大企業の話でしょ?」――そんな工務店経営者にこそ読んでほしい連載です。筆者の森秀樹さんは「地域の人たちに良質な住まいを届けたい」という思いから、家づくりと経営に情熱を注ぐ、読者と同じ地域密着型の工務店経営者です。難しい理論は抜きにして、現場ですぐ役立つ等身大のAI活用法を具体例とともに紹介します。集客・営業からプラン・設計、見積もり、現場管理まで、日常業務にすぐ取り入れられる実践ノウハウを短期集中連載でお届けします。
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森 秀樹 もり・ひでき |
森大建地産(三重県伊賀市)代表取締役。1970年創業の同社を二代目として経営。高性能住宅・パッシブデザインを軸とするアプローチから「故郷になる家づくり」を追求する。「第2回みえの木建築コンクール」優秀賞受賞。住宅営業歴10年以上で、契約率65%を誇る。最近は、AIを活用した工務店経営の可能性を探求しながら、地域工務店に対するAI導入サポート活動も展開。新建ハウジングが2026年2月に開講するAIに関連する講座のメイン講師。1月20日・午後1時から事前説明会(オンライン)開催。講座の詳細はコチラ。 |
インターネットの高級バージョン?
正直に告白します。ChatGPTが話題になり始めた頃、私は完全に懐疑派でした。「どうせインターネットの高級バージョン程度だろう」と。検索が少し賢くなった程度のものに、なぜこれほど騒ぐのか理解できませんでした。
私は三重県伊賀市で工務店を経営しています。1970年創業、今年で55年目。高性能住宅にこだわり、パッシブデザインを軸にした家づくりを続けてきました。同時に私自身、住宅営業の現場にも立っています。
過疎地域で、人材確保は年々厳しくなる一方です。特に営業職は深刻でした。私はこだわりが強く、言い方を変えれば頑固な性格です。お客様のためになる営業、お客様に寄り添える対応ができる人材を求めていました。しかし、そんな人材はなかなか現れません。
そんな中で、わらにもすがる思いでAIに触れることになったのです。

高い授業料を払った採用の失敗
そのきっかけは人材採用でした。ある人材紹介会社からスカウトの話がありました。住宅営業の経験者で、適性テストも合格、紹介会社も太鼓判を押している。紹介料は目が飛び出るほどの金額でしたが、背に腹は代えられません。
ただ、面接で私は違和感を覚えていました。裏付け調査でも少し引っかかるものがありました。そこでふと思い立ち、AIに判定させてみたのです。結果は「黄色信号」でした。しかし私は・・・
この記事は新建ハウジング12月20日号16面(2025年12月20日発行)に掲載しています。
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