9月30日19時20分ごろ、東京都杉並区内で擁壁が崩壊し、戸建て住宅が倒壊する被害が発生した。倒壊した住宅の所有者は事前に避難しており、人的被害は発生しなかったが、近隣の5世帯が一時避難した。

崩壊から数日後の現場の様子。マンションやアパートに囲まれた住宅が倒壊(撮影:編集部)
土の圧力で、擁壁の亀裂が進行したために倒壊したことが原因とみられる。当該の擁壁は1968年につくられたもので、84年には区が亀裂を確認。モルタルによる補修は複数回行われていたが、抜本的な対策はなされていなかったという。
区は当時の所有者に8回、現所有者に3回、文書や対面で改善指導を実施。昨年10月の調査では亀裂が広がり対策が必要として、区が早期改善を指導。今年の9月下旬には、現所有者が区に補強工事を行う旨を報告していた。
また、この事故を受けて同区は擁壁の緊急点検を実施。安全性に問題があった24件中2件で、24年度の調査から傾き、はらみが進行していたとして、所有者への早急な措置を指導するとした。
※本記事は、新建ハウジング10月20日号にも掲載しています。
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