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雨漏りが見つかるタイミングは、その原因や経過、また施主の住まい方などによっても異なる。今回取り上げるのは、リフォームの工事中に壁や床を撤去して見つかった例だ。工事が進行中であると、雨漏り修理に割ける工期や費用にも限りがある。そのような状況のもと、久保田さんがどのように修理を進めたか、調査の段取りと修理の基本的な方針について紹介する。
今回の雨漏り事例は、工務店がリフォーム工事に着手した際に見つかったものだ。リビング壁面にテレビを壁掛けするための補強材を入れようとして石膏ボードを剥がすと、壁内に粉状の木屑のようなものがあることに現場担当者が気付いた。さらに断熱材を除去してみると、透湿防水シートが茶色に変色していることを発見した。
その担当者は雨漏りの可能性を考えたものの、原因についての確信が持てなかった。そこで第一浜名建装に相談を持ちかけることになったのだという。
雨漏りの状況を確認し、修理の範囲を決める
さっそく現場を見に行くと、柱部分の一部がアリの巣のようになっている箇所があった。施主に話を聞くと、ここ数年、その周辺のクロスに黒いシミが浮かび、ときどきクロアリが出てきていたとのことだった。
雨水は主にはバルコニー笠木部分から・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー9月号(2025年8月30日発行)対策 メロイ階段』(P.80〜)でご覧ください。
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