AlbaLink(東京都江東区)はこのほど、ペットを飼っている500人を対象に実施した「ペットと暮らす家の困りごとに関する意識調査」の結果を発表した。ペットと快適に暮らすために配慮していることとして、4割近くが「床材にこだわる」(37.6%)と回答。「室温を管理する」は22.4%、「きちんと整理整頓する」は17.0%だった。
「床材」については、通常のフローリングではペットが滑って足を痛める危険性があるため、クッション性があるマットなど、滑りにくい床材を選ぶ人が多かった。また、掃除がしやすい素材を選択する人もみられた。「室温管理」や「整理整頓」は、急激な温度変化による健康への悪影響や誤食・誤飲事故からペットを守るため、日常的に心がけている人が多かった。

「ペットと暮らす家の困りごと」は、「毛が抜ける(46.4%)」が圧倒的に多く、「室内が傷つく(26.2%)」、「臭いがつく(10.0%)」が続いた。犬や猫などは1年中毛が抜けるため、毛が床にたまる、服につくなど、掃除の手間や衛生管理の面で大きな悩みとなっていることがわかる。
困りごとは、臭いや鳴き声など近隣への配慮に悩んでいるケースもみられた。「清潔性」「快適性」「周囲への気遣い」の点で発生しやすいことがわかる。

ペットのために家に取り入れた設備・アイテムで最も多かったのは「マット(33.8%)」で、次いで「ペット専用ケージ(27.0%)」、「ペット用の仕切り(12.2%)」、「キャットタワー(10.8%)」が続いた。
「マット」「ケージ」「仕切り」など安全性や生活動線を整えるものと、「キャットタワー」「寝具」など居場所づくりに役立つものが多くランクインした。困りごと上位の抜け毛や臭い対策として、空気清浄機を導入する人もみられた。
なお、新たなアイテムを導入するのではなく、「防音性の高い家に引っ越した」など、ペットのために家を変えるケースもあった。ペットのための環境を整えるとともに、飼い主の「掃除の手間」「周囲への遠慮・気遣いによるストレス」を減らす工夫を行っていることがうかがえる結果となった。

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