国土交通省は9月1日から、「第4回地域価値を共創する不動産業アワード」(不動産・建設経済局長賞)の募集を開始する。
同賞は、地方公共団体や住民などと共に地域づくりやコミュニティづくりに取り組み、不動産を活用して新たな地域価値を共創する不動産業者や不動産管理業者の活動を表彰するもの。
募集対象は、地域で新たな価値を創造する活動(居住支援、居場所づくり、人的交流の促進、賑わい創出など)。審査では、先進的な取組であること、地域課題解決の具体的成果につながっていることなどが評価される。
応募希望者は11月21日までにエントリーを済ませる必要がある。必要書類の提出は12月5日まで。希望者本人による応募のほか、各地方整備局・地方公共団体からの推薦(※推薦状要)による応募も受け付ける。
1次審査により選出された活動10~15件程度については、2月中に学識経験者・有識者で構成される最終審査(オンライン審査)で、15分程度のプレゼンテーションと質疑を行う。受賞者の発表は3~4月下旬、表彰式は5月下旬を予定している。

不動産アワードの募集チラシ
第3回は旧三福不動産が大賞に
第3回のアワードでは、旧三福不動産の「空き店舗×リノベ×メディア=路地裏マイクロディベロッパー事業による地域再生」(活動拠点:神奈川県小田原市)が大賞を受賞した。同社は「空き家・空き店舗」が増える駅から離れた路地裏的エリアで、個性を生かした店舗のリノベーションを行い、エリア価値の向上に貢献。店舗の賃料相場が1.5~2倍上昇するなど不動産価値の向上にも成果を上げた。

第3回大賞受賞者のリノベ事例
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