MEMOCO(東京都渋谷区)はこのほど、スムナラと共同で、中古マンションの購入経験者男女115人を対象に実施した「中古マンション購入とエコ・省エネ意識」についてのアンケート結果を発表した。
中古マンション選びにおける「省エネ」「エコ」の重要度について5段階評価してもらったところ、「高い(約17%)」「どちらかというと高い(約44%)」を合わせて、約61%が省エネを重視していることがわかった。一方、約39%の人は優先度が低く(どちらかというと低い(約29%)・低い(約10%))、省エネ意識の二極化傾向がみられた。
省エネ意識が高い層は、「電気代の節約」「長期的な生活コスト削減」「環境への配慮」などを理由にあげており、特に光熱費抑制など経済的なメリットを重視する傾向が強い。一方、省エネ意識が低い層は、その理由として「立地や価格を優先」「中古物件での省エネ要素への期待値が低い」「省エネ機能の理解不足」などをあげ、アクセスの良さや生活利便性を最優先にする層が一定数みられた。

出典:スムナラ
購入者が実際にチェックしていたポイントには、断熱性能、省エネ設備・機器、建物構造・立地条件などがあり、長期的なランニングコストや築年数、設備の性能と効率性、日当たりや通風などを購入の重要な判断材料としていた。
「エコ・省エネ意識」を年代別にみると、30代・40代はライフサイクルを考慮した長期的視点で省エネ性能を評価する傾向があった。一方、20代は初期費用、50代以上は実用性を重視する傾向がみられた。また、男性は設備の技術的側面(オール電化・アンペア数など)、女性は生活実感に基づいた観点(光熱費の節約・暮らしやすさ)に注目する傾向があった。
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