国土交通省は7月18日、2024年度の住宅市場動向調査報告書を公表した。住宅購入資金の平均額を見ると、最も高かったのが注文住宅（新築）の6188万円で、前年度から377万円上昇［グラフ1］。中央値も5030万円で注文住宅が最高となった。注文住宅取得者で住宅ローンを有する世帯における住宅ローン減税制度の利用率も、91.4％に達した［グラフ2］。
［グラフ1］住宅の取得（新築・購入・リフォーム）資金
［グラフ2］住宅ローン減税摘要の有無
住宅ローンの利用割合を見ると、注文住宅で78.8％、分譲戸建て住宅で63.7％、既存戸建て住宅は63.2％だった。民間金融機関からの融資を受けた際の金利タイプは「変動金利型」が85.9％を占めている。
注文住宅の年間返済額は平均144.8万円。また、住宅ローン減税の利用率は、注文住宅のほか分譲集合住宅（84.1％）、分譲戸建て住宅（82.0％）など新築では高い割合となった。一方・・・
この記事は新建ハウジング8月10日号12面（2025年8月10日発行）に掲載しています。
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