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「TIMBER YARD(ティンバーヤード)」は、「家具・インテリアから始まる提案型の家づくり」を掲げるコージーライフ(千葉市)の住宅ブランドだ。
千葉県内の住宅街にある「K HOUSE」は、家具や照明なども含めて、長く愛せる“本物”の素材だけを用いるティンバーヤードの家づくりを象徴する住宅。50代の夫婦と子ども1人の3人家族とその愛犬2匹が暮らす家として今年2月に完成。素材やデザイン性に加えて、これまで以上に上質な温熱環境も追求した。
外観は、水平ラインと白い塗り壁の質感が印象的なシンプルモダン。他とは異なりながらも都市の街並みに溶け込むデザインを目指した。延べ床面積151.96㎡の2階建てで、同社が標準としているSE構法を採用。敷地の南側は道路に接し、南以外の三方を住宅に囲まれた条件のもと、プライバシーを確保しながらも開放的な暮らしを楽しめるようにと、1階のダイニングの先(南側)に約2.5mの高さの塀で囲んだテラス(中庭)を設けた。
同社社長の並木浩さんは「これによりカーテンレスの暮らしが可能になる。最近、都市部を中心にこのパターンの要望が増えている」とする。同社では塀についても構造計算や耐風圧計算をして、住宅本体と一体的に設計・施工。安全面を担保しながら、住宅と塀の塗り壁材の素材・質感を統一して意匠性も高めている。
K HOUSEでは、塀の東側の縦のラインを斜めにすることで、外観のデザインにアクセントをつけつつ、テラスを利用する際には空間に広がりを感じられるようにした。バーベキューなども楽しめるテラスはアウトドアダイニングに位置づけられ、キッチンからダイニング、テラスへと内と外を一体的に結びつけながら、その空間で家族と愛犬がつながる暮らしを実現することが、この住宅のプランのメインコンセプトとなっている。
大好きな北欧の家具・照明に囲まれた暮らし
家具・インテリアから始まる家づくりを標榜する同社では、家具や照明、家電、内装材などの全てに関して、自社と価値観が重なる“本物”を愛する施主が選んだ“大好きなもの”から、空間や住宅のプランを立ち上げてまとめていく設計手法をとる。
設計手法と完全にリンクする家づくりの動線を完備。モデルハウスを構える約1200坪の敷地では・・・
続きは「あたらしい工務店の教科書2025」P.108〜でお読みいただけます。
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