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新建ハウジングが2024年に行った施主600人調査で住んでみて感じたハード(建物)に関する不満を聞いたところ、庭・外構の回答率が最も高く、20代を除く30代・40代・50代・60代でトップだった。
施主は庭・外構の予算を絞りがち、住宅会社もそれを誘導しがちで、「予算100万円で外注」というケースも少なくない。また都市部では植栽を敬遠する施主も多く、住宅会社もコスト削減やクレーム予防につながるため歓迎するため、植栽のない庭・外構も多い。だが大半の人は庭や中間領域があったほうが五感が刺激され、自然と一体になる心地良さを感じるはずだ。本紙の調査結果はそんな施主の実感を裏付けるものと言える。
特に高感性高予算で自然素材の木の家を求める層ほど植栽や中間領域を好み、庭・外構を重視する傾向がある。庭・外構&建物との一体提案はこうした高感性高予算層から受注するうえで不可欠なスキルだ。
以下に庭・外構提案のポイントを挙げる。
1.庭のボリュームと配置
駐車スペースと庭の位置、アプローチ、建物のボリュームと佇まいを同時に考え設計に落とし込むのがプランニングの基本とされる。建物のボリュームを抑え庭のボリュームを増やし、適切な場所に庭と中間領域を設けたほうが、心地良い居場所が増え暮らしも豊かになるはずだ。
建物を北寄せして南面に庭を取るのが建物配置の基本だが・・・
続きは「あたらしい工務店の教科書2025」P.84〜でお読みいただけます。
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