松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。今回は設計者の肝となる「プランニング」の6大検討項目をお伝えします。
会社や人によって「間取り」ということもあれば、「プラン」もしくは「プランニング」ということもあると思います。この正確な定義を改めて確認したいと思い、ChatGPTに聞いてみた結果が下記です。
| 間取り |
| 部屋の配置やつながりを示す平面的なレイアウトのこと。具体的には各部の配置、廊下や階段など位置、扉や窓の位置、家具の配置想定など。「2LDK」や「3LDK」などのような表現は間取りを簡略化したもの。 |
| プランニング |
| 敷地条件・周辺環境・住まい方などを総合的に考慮して、住宅全体の計画を立てるプロセス。敷地条件の把握（方位、眺望、隣地との関係、法的制限など）、住まい手のライフスタイルや将来の変化のヒアリング、採光・通風・動線・プライバシーの検討、間取りの組み立てだけでなく、ボリューム感・立体的構成・外部空間とのつながりも含む、コストや構造、法規制への配慮を総合的に考える「間取り」より広い概念。 |
数多くの工務店さんやビルダーさんの図面を見てきた結果、言えることは大半の住宅が「間取り」レベルでしかないということでした。だからこそ、「プランニング作成無料」とも言えるし、文系の大学を出て1年に満たないような方が実際には「間取り」でしかないものを「プランニング」と称して出すことが当たり前になってしまっていると感じます。
前にもお伝えしたことがあるかもしれませんが、これを食事に例えるなら・・・
この記事は新建ハウジング8月10日号6面（2025年8月10日発行）に掲載しています。
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