国土交通省は、建設キャリアアップシステム(CCUS)における能力評価制度の対象分野に、45分野目となる「住宅建築関連技能者」を追加する。電工、内装工、建具工など12職種を対象とする分野で、8月1日から運用を開始する。
能力評価制度は、各職種の評価基準に基づき、CCUS登録技能者の技能レベルを、保有資格や就業日数、経験などによって4段階で判定するもの。評価基準は各職種の業界団体が策定し、国土交通大臣の認定を受けたうえで運用される。
住宅建築関連技能者の能力評価はJBN・全国工務店協会、全国建設労働組合総連合(全建総連)、全国住宅産業地域活性化協議会(住活協)の3団体が策定。レベル2では2級技能士、レベル3では1級技能士の取得に加えて職長・安全衛生責任者教育の受講などを求める。最上位のレベル4では、さらに登録建築大工基幹技能者や建設マスター、「現代の名工」や技能グランプリでの受賞などが必要になる。
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