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三上 勝司 スタイル工房 |
1961年島根県生まれ。中高時代を大阪で過ごし、卒業後に上京。リフォーム会社での勤務を経て、1988年に三上氏が創業。2003年からリフォーム・リノベーション・新築の住まいづくり専門店として、設計から施工まで一貫して請け負う現在の業態を開始。現在従業員75名で年商19億4800万円(2024年6月決算) |
ここ10数年で当社の顧客層も少しずつ変化してきた。中心だった子育てファミリー層に加え、単身者やシニア層も増加。また、中古物件や新築の価格高騰を背景に、住み替えを控えて現在の住まいを活用する選択が増えており、自己所有物件への投資としてリノベーションを行う傾向が強まっている。
物価高騰の影響もあるかもしれないが、特に一度に大規模な工事をせず、小規模な改修を重ねる部分リノベが増加。売上げの中心は大型リノベなのは変わらないが、件数では部分リノベの比率が年々上昇している。将来のライフステージ変化や家族構成の不確実性を見据えた柔軟な住まいづくりの志向が広がっているということもあるだろう。
一貫制で多様なニーズに対応
こうした顧客層の多様化や部分リノベの増加に対応するには、ヒアリング力と柔軟な設計施工体制が不可欠。弊社の提案営業においては、顧客の要望を丁寧にヒアリングし、要望をカタチにしたプランニングと、社内で蓄積された経験則に基づく最適な建材・設備の提案を行っている。
大手では対応が難しいとされる事案にも、工夫を凝らし、代案を含めた柔軟な提案で応えるケースも。また、設計意図を現場に的確に反映させるため、可能な限り設計から施工まで一貫して担う体制を構築した。1件1件きめ細やかに対応する姿勢が、ブランド価値の形成にもつながっていると思われる。
粗利率・工数の徹底管理
現場DXを進め、重要な指標を定量化し適切なタイミングで把握・改善する仕組みを構築した。
弊社では・・・
続きは「あたらしい工務店の教科書2025」P.47〜でお読みいただけます。
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