住宅リフォーム・紛争処理支援センターと住宅リフォーム推進協議会は、「住宅リフォーム業者のための知っておきたいリフォーム関係法令の手引き」第6版を発行した。2009年の初版以来、重要な法改正を反映し改訂を重ねてきた本書は、複雑な法令を分かりやすく解説し、違反に陥りやすい事例や注意点を整理するものだ。法令を知らずに行うリフォームが違法物件化を招く危険性を指摘し、事例ごとに適用基準や解決策を示すことで、安心・安全なリフォームの実現を目指している。
良質な住宅ストックを形成し、それを次世代へと循環させていくためには、既存住宅のリフォームは不可欠だ。しかし、複雑な法令に対して事業者の理解が追いつかず、適用法令の判断が難しいという課題も存在する。法令を遵守した質の高いリフォームを行うためには、まず「法令を知る」ことが基本だ。
本書は、そうした課題を解決するため、法令内容をイラストを交えて分かりやすく解説。見落としがちな点や間違えやすい事例を掲載することで、リフォーム業者の実務を支援する内容となっている。
解説の対象は、マンションの住戸部分と戸建て木造住宅で、建築基準法第6条に規定される二号建築物および三号建築物を中心に置く。加えて建築、増築、改築、移転といった用語の定義も明示され、法令理解の基盤を提供する。
全4章で構成。第1章は「法令を守って安心・安全なリフォーム」、第2章 「リフォームで違法になりやすい要因と箇所」、第3章「安心・安全なリフォーム事例紹介」第4章「リフォームの法令確認」となっている。
PDFにて全文閲覧可能(PDF)。冊子は無料で住宅リフォーム推進協議会のホームページから申し込めるが、送料は着払いとなる。
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