ポラス(埼玉県越谷市)は、学生を対象に「第13回POLUS -ポラス- 学生・建築デザインコンペティション」を開催する。テーマは「脱家族の家」。応募期間は5月7日まで。
家は本来、暮らす人の考え方や生き方などで変化し、たとえ人数が同じであっても、それぞれの家族のあり方の違いが間取りや家の形にあらわれるはずだが、家がnLDKの商品として流通するようになってから似たような家が増加。間取りもファミリー向け・単身者向けのように、家に暮らし方を強制されるような状況となっている。
今回のコンペでは、血縁によるつながりに限定することなく、生きるための環境を共有する人間の集まりを「脱家族」として再定義。親子だけでなく、子育てや介護をサポートする人、地域のつながりや仕事仲間など、さまざまなまとまりを新しい家のあり方、家族ととらえ、家での集まり方や使われ方、家と家・家と街の関係性の提案を募集。現代的な感覚を通じて家族の範囲を設定し、家はどのような場所であるべきか、どのような人間の集まり方があり得るのかを、設計を通じて創造してほしいとしている。
2026年4月1日時点で、大学院、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(各種学校)、高等学校等の学生であることが条件。結果は、2026年6月下旬の公開審査会および公式サイトにて発表する。応募作品の中から実物件への具現化の可能性も図る。
同コンペは、グループ創業45周年の記念事業の一つとして2014年から開催。前回の応募総数は599点だった。同社は同コンペを通して、学生の自由で新鮮な発想を表現・公表する機会を設け応援するとともに、建築業界のさらなる発展に貢献したいとしている。

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