売上増には客単価を高めることと、集客を強化することが重要。このパン屋は集客しづらい立地。そんな場所に有効なのがコラボイベント。2週間に1回、キッチンカーによる移動販売を行う飲食店と手を組んで開催する。
企画は非常にシンプル。パン屋の入口手前にキッチンカーを駐車してもらい、自由に営業してもらう。移動販売の飲食店は人が立ち寄り、長時間駐車できる新たな場所を求めている。場の魅了もあり、コラボにはほぼ応じてくれる。パン屋と飲食店の双方でSNSを使って告知すれば集客効果も倍。相手のファンを獲得する機会にもなる。
【関連記事】【事例】なぜ工務店がパン屋を運営するのか?―あめいろ工務店
※本記事は、新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号「建築バズ企画斬」掲載の事例から、あめいろ工務店(熊本県人吉市)の事例を抜粋したものです。
取材・文:大菅力
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| 移動販売とのコラボの様子。売上を伸ばす最も有効な手法(左)。イベント時の様子。参加者は敷地のなかで居場所を見付けてくつろぐ(右) | |
ゆとり重視の空間づくり
①パン屋の売り上げは休日が圧倒的に多く、1日10万円程度になる。コラボイベントを開催するとこれが15万円まで伸びる。理想は毎週イベントを行うこと。今後の課題だ。イベントの回数は直接売り上げに影響する。徐々に週1回に近づけていく方針
②コラボ相手の飲食店はインスタで探してDMで依頼。無料で場所を提供しているためスケジュールが合えば参加してもらえる。過去に10数店とコラボ。今後も増やしていく
③工務店もイベントを行う。来場者数に波はあるが、多い時は1日300人程度。パン屋の売上増にも貢献。屋外に居場所があることは大事
④客単価を上げるには・・・・・・
この記事は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2025年5月10日発行)建築バズ企画斬』(P.46〜)をデジタル版に再編集したものです。続きは本紙でご覧いただけます。
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