物価の上昇が続く中、住宅分野では光熱費削減に寄与する高性能化や、再エネの自家消費に関心が集まっている。高性能と再エネで家計を助ける「生活防衛型住宅」は、脱炭素にも貢献するのでぜひとも推進したいところだ。一方、建築費の上昇は工務店、生活者のどちらにとっても頭の痛い要素。将来のランニングコスト軽減を、建てる前にどう納得してもらえばいいか。実践者の事例を紹介する。
高性能化や再エネ設備によるイニシャルコストの上昇分を顧客に受け入れてもらうには、まずランニングコスト(光熱費)がいかに削減されるかを示すことが大事だ。そのためには、計算ソフトなどによる光熱費シミュレーションや実測データが重要になる。
ホームズ君、QPEX、建もの燃費ナビ、Energy ZOOなど、光熱費、暖冷房費のシミュレーション機能がついている計算ソフトを使っているなら、それを使えばOKだ。ソフトがない場合でも、建材メーカーなどが無償で提供しているシミュレーションツールなどもあるので利用を検討したい。オーナー宅などでの光熱費の実測データは最強のエビデンスになる。入手できるのであれば実測データの活用をすすめたい。ただ・・・
この記事は新建ハウジング5月10日号1面(2025年5月20日発行)に掲載しています。
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