パナソニック ハウジングソリューションズ(大阪府門真市)は、パートナー企業向けの業務支援システム「Webハウズ間取り図積算システム」に、業務効率をさらに向上する「標準仕様呼出し機能」を追加した。
間取り図積算システムは、国内大手4社の住宅CADからの拾い出しを自動化するほか、紙の図面からの拾い出しを自動化する「AI積算」機能を装備。拾い出し業務の時短・効率化につながるとして、これを利用した見積りが月1000件以上作成されている(2024年12月)。
今回新たに、住宅会社ごとの標準仕様が一括選定できる「標準仕様呼出し機能」を追加。各社が事前登録した標準仕様を呼び出すだけで、見積りの仕様選定が楽にできるようになった。
従来は、見積もり作業の各プロセスにおいて、拾い出し優先だと製品ごとの手入力が発生し、仕様選定優先だと自動拾いができないという課題があったが、これを解消。
新機能は、自動拾いを可能にしつつ、仕様選定では標準仕様を呼び出すだけで作業が完了するため、手入力の手間を簡略化するとともに、仕様選定ミスも削減することができる。
同社製の内装ドア、収納用建具、収納用開き扉、窓枠、廻り縁、幅木、床材を採用したプランの場合、間取り図積算システムを使っていない場合と比べて、見積りの作成時間を約3分の1に短縮。
さらに、製品図面、間取り図付き提案ボード、間配り表なども自動生成できるため、顧客との打ち合わせ準備の手間を効率化する。
■関連記事
パナソニック、拾い出し業務を効率化する「間取り図AI積算」開始
パナソニック、工期を半減させる床材のプレカットオーダー
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。