パナソニック ハウジングソリューションズ(大阪府門真市)は、住宅会社向けに、床材の割付・施工に関する熟練技術を不要にする「床材 プレカットオーダー」を4月1日に開始する。
まず、基本的な住宅構造(工法、柱サイズ、壁厚など)や床材施工時のクリアランス(施工場所、壁や筋交い部の扱いなど)、取り合い(サッシ、貼り分け位置、内装ドアの見切り位置、階段や幅木種類など)といった事前条件を住宅会社ごとに取り決めたうえで、物件のCADデータに合わせて割付図を作成する。
割付図は納品前に確認できるため、現場加工によるトラブルを防いで施工品質の安定化が図れる。
その後、作成された割付図とプレカットされた床材をセットで納品。
床材の裏面には割付図に対応する割付ナンバーが印字されているため、割付図通りに墨出しを行い、施工していく。
熟練の技術や採寸・加工・仮並べ作業が不要で、1人工でも約2日で1棟の床材施工が完了。工期を従来の約半分に削減することができる。
また、現場でのカットが少ないため、端材や切り粉などの現場廃材を約8割削減できるとする。
希望小売価格4000円/3.3平米(税別・床材製品代別・工事費別)。
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