日本建築士会連合会は2月17日、「3階建木造建築物の設計図書等の作成方法・読み方等に関する講習会」を開催した。その録画と使用テキストをこのほど、同団体のHPで公開。都市部における木造3階建て業務ビルを想定し、防耐火や構造、法規といった設計要素に加え、プレカット図の読解まで実務に直結する内容を体系的に整理した。

講習会の第1部では、準防火地域に建つ木造3階建て業務ビルのモデルプランを題材に、基本思想、防火計画、構造計画を一体的に解説している。用途は1階を店舗、上階を事務所とする構成を基本とし、多様なテナント構成に対応できる計画とすることで、木造であっても賃貸収益型ビルとして成立させる考え方を整理。あわせて、異種用途区画など、法規上の留意点についても解説する。
第2部では、中大規模木造建築におけるプレカット図の読み方を中心に取り上げている。従来、工場内加工の指示図として位置づけられてきたプレカット図だが、近年の中大規模木造建築が普及してきた。そのため、在来軸組構法においても、鉄骨造における工場製作時の施工図に近い役割を担うようになっている。
一方で講習会では、設計者・施工者側の理解が十分に追い付かず、プレカット図を「読めない」「判断できない」といった戸惑いが生じている点を指摘。プレカット事業者には設計者・施工者が正確に理解できる「施工図としてのプレカット図」を作成する必要性を示すとともに、施工者側にも、これを読み解く力が求められることを指摘している。
講習会で使用したテキストは、下記からダウンロードが可能だ。紙媒体での閲覧を希望する場合は、送付先住所を下記まで連絡すれば、無料で取り寄せることができる。
3階建木造建築物の設計図書等の作成方法・読み方等に関する講習会(日本建築士会連合会)
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