日本規格協会(東京都港区)は2月20日、災害時の屋根補修などに使用される「屋根用応急シート」(ポリエチレンクロス・ラミネートシート)の日本産業規格(JIS)としてJIS A 6932を発行した。
「屋根用応急シート」は、台風や地震などの自然災害時に、住宅屋根の応急処置として用いられているもの。屋根を修理するまでの間、長期の屋外使用に耐えられる性能が必要だが、これまで統一された基準や試験方法が確立されていなかった。今回、JIS A 6932が制定されたことにより、用途に応じた品質および性能が明確化され、利用者が状況に応じて適切な製品を調達・選択できるようになった。

屋根用応急シートの施工例
具体的な性能要件として、屋根の応急処置に不可欠な「耐候性」(日光による劣化への耐性)、「防水性能」(雨の通しにくさ)、自治体などでの備蓄を想定した「長期保管性」、強度を確保するための「引張強さ」などを数値化した。さらに各項目について試験方法を定めている。
形状は「正方形」または「長方形」。主材料は「ポリエチレン」または「ポリエチレン再生材」とした。固定のためのロープの材料も定められている。製品の呼び方については、利用者が用途に応じて製品を選択できるよう、一般に流通しているブルーシートを「#3000」、JIS A 6932適合品を「#3000J」とした。
自動ドア装置の規格も制定
同日、自動ドア開閉装置の性能要求事項に関する規格JIS A 4723も制定された。駆動装置や検出装置の耐久性、開閉速度といった必須性能、耐風圧性などの任意性能を定めている。これに合わせて試験方法の規格JIS A 1551も改正されている。

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