地震の際の地盤の影響はどのくらいあるのか、地盤性状と上部構造との相性はどう考えるべきか。微動探査を手がけるBe-Do代表の戸成大地氏に取材。Q&Aでまとめた。
Q. 地盤が揺れにくいほうが地震被害は小さくなるの?
A. 地盤は揺れにくいほうが地震時の被害は小さい。一方で地盤が建物と共振するリスクは生じる

輪島市内の地盤面が傾斜している地域では地滑りが起きた。写真の建物は杭を打っていたため倒壊を免れた
ケンジ 揺れにくい地盤のほうが地震時の被害は受けにくいよな。一方で揺れにくい地盤は固有周期に注意が必要だ。木造住宅の場合、地盤の固有周期が0.5秒前後だと共振が起こり、壊れやすくなるからな。
➡︎能登地震でも地盤は揺れにくいにもかかわらず固有周期が短いため建物被害が発生した敷地があった
松太郎 揺れやすい地盤は液状化のリスクも高いんだ。東日本大震災で千葉県浦安市は液状化などの影響で広範囲で地盤沈下した。能登地震では・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー5月号(2024年5月10日発行)天井上手は設計上手 おしゃれ天井超鉄板ディテール(P.47~)でご覧ください。
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