住宅用階段の製造・販売を手がけるカツデン(東京都台東区)は、住宅設計者1011人を対象に「住宅設計における階段・吹き抜け・スチール製階段の市場動向」に関するインターネット調査を実施した。この中で、過去一年間で計画・建築した物件のうち、リビングにスチール製階段を採用した割合を質問。年間建築件数4665件中、スチール階段採用件数は1639件と35.1%に達し、3件に1件以上の住宅で採用されていることが判明した。
このうち、53.7%が「半数以下(20〜50%)で採用」と回答したほか、「半数以上で採用した」と回答した設計者も19.8%と約3割に到達。「たまに採用する(~20%)」と回答した17.3%も加えると、年間採用件数では9割以上の設計者が「1件以上」採用した計算となる。
このことから、スチール階段は “特別なケースで選ぶ設備” ではなく、日常的に採用される設計要素へと定着していることがうかがえる結果となった。

課題もみられる。「特に選定する金属製階段のメーカー」は三協アルミ(三協立山)が47.1%で最多、次いでLIXILが45.2%、カツデンが19.6%となった(複数回答)。ただし、「三協アルミ」「LIXIL」はスチール階段・スチール手すりのラインアップは持っていない。
今回の調査では「スチール階段を採用した」と回答した設計者の中に、メーカー選択がこの2社のみだった設計者が73人(全体の約7.2%)存在している。このことから、設計者といえども、アルミ製とスチール製の違いを全員が理解しているわけではないことが浮き彫りとなった形だ。
階段メーカーを選ぶ際に重視されるポイントは「品質」が55.9%でもっとも多く、次いで価格(40.0%)、デザイン(34.9%)、納期(29.2%)の順だった。
スチール階段を採用する理由としては、「デザイン性が高く空間のアクセントになる」が45.6%で最多となっている。以下、「素材感や質感が上質で高級感を受ける」(39.3%)、「木製階段よりも自由なデザインにできる」(33.8%)が続いた。

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