
価格上昇でコンパクトな住宅が増えているが、小ぶりな家でも空間は広く、開放的にしたいものだ。上下の空間をつなぐ階段は広さや抜け感を演出する重要な要素であり、住み心地にも大きく影響する。プランにうまく溶け込んで使いやすく、かつ空間に映える「メロい階段」のノウハウを紹介する。
文:大菅 力
階段に思い切り力を入れるべきこれだけの理由
いまや注文住宅はコスパが大前提の買い手市場。ここで勝ち抜くには商品力しかない。商品力アップの手法として階段に注力するのは有効だ。その結論に至る背景分析もおまけで付けた。

①少しでも広く 廊下のない間取りに、階段自体を縮小する
●階段は家の中央に配置して、多くの部屋に直接アプローチできるようにして2階廊下を減らす
●階段下は収納やトイレなど多様なスペースとして有効活用できるように考える
●直通階段(最小0.75坪)を採用する場合は廊下を設けずに階段まわりを転回できる間取りに
●回り階段(最小1坪)を採用する場合は階段内で転回する利点を生かして廊下を減らす
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー9月号(2025年8月30日発行)対策 メロイ階段』(P.8〜)でご覧ください。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。

























