国土交通省は11月14日、「建築基準適合判定資格者」「構造計算適合判定資格者」の登録申請などをオンラインで行う場合の手数料を決定した。「建築基準適合判定資格者」は1万3000円、「構造計算適合判定資格者」は1万円となる。交付に伴う作業時間が短縮されることなどを踏まえて、紙申請で行う場合よりもそれぞれ2000円削減している。
手数料については、国家資格システムを利用したオンライン決済(クレジットカード)が可能となる予定。「建築基準法施行令の一部を改正する政令」の施行に合わせて、12月1日から実施される。
両資格のオンライン申請については、これまで各都道府県に郵送または持参が必要だった手続きを、同じく12月1日からマイナポータルを用いたオンライン申請に変更することが決定している。受付は原則オンラインとし、オンラインでの申請が行えない事情がある場合にのみ、住所地または勤務地のある地方整備局が相談の受付・対応を行う。

オンライン申請が可能な手続きは、「建築基準適合判定資格者」および「構造計算適合判定資格者」の新規登録申請、変更登録申請、登録証再交付申請。申請は24時間365日いつでも行え、デジタル化された登録証をマイナポータル上で表示することも可能となっている。
オンライン申請時に必要なものは、①マイナンバーカード、②マイナンバーカードの券面事項入力補助用パスワード(4ケタ)、③署名用電子証明書パスワード(6~16ケタ)、④入力デバイス(スマートフォン、PC、タブレット※)。すでに資格者登録を行っている場合は、マイナンバーカード情報と資格者登録簿情報をひもづけるための初期設定が必要となる。
※PC、タブレットはマイナンバーカードに対応したICカードリーダライタ一が必要

1級建築基準適合判定資格者のデジタル登録証(イメージ図)
■関連記事
適判資格申請、国運用のオンライン申請へ パブコメ実施
来春始まる「BIM審査」って何? 確認申請で活用スタート
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。


























