中小企業庁がこのほど公表した「中小企業実態基本調査」(2024年度実績)結果によると、中小企業の1企業当たりの売上高は2億2250万円で前年度比6.9%の増加。建設業は2億570万円となり同7.2%増加した。経常利益は、産業全体では同8.4%増の1075万円、建設業では同27.8%増の1240万円となり、前年度の落ち込みから大きく持ち直した。

法人企業1企業当たりの負債は、全産業平均では「流動負債」が1億700万円、「固定負債」が9400万円となり、前年度からいずれも横ばいで推移。建設業では「流動負債」が8100万円(5.2%増)、「固定負債」が4600万円(4.5%増)となり、いずれも増加した。
1企業当たりの従業者数は、全産業平均では9.9人となり1.6%増加。建設業は7.9人で2.6%の増加となった。また、建設業の従業者1人当たりの付加価値額の平均は750万円で4.2%増加している。深刻な人手不足が進む中、限られた人員で成果を生み出す企業努力がうかがえる。
事業承継、4分の1が「しない」
事業承継に関する状況では、社長に就任した経緯について調査を実施。建設業では「親族内での承継」が46.0%で最多となったほか、「創業者」も45.1%と多数を占めた。「社内人材の昇格」の割合は5.0%に留まっている。
事業承継の意向については、建設業では「今はまだ事業承継について考えていない」が37.4%で最も多かった。次いで「親族内承継を考えている」(26.1%)、「現在の事業を継続するつもりはない」(25.3%)の順となった。

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