木の家に合う「ざらざらの石」を使った準富裕層対策

注文住宅の主要顧客となった準富裕層。彼らはほどほどの収入はあるが予算は潤沢とは言い難い。それでも受注にはほどほどの高級感が必要。準富裕層対策をほどほどの手間で実行する特効薬が「ざらざらの石」。その生かし方を簡単にまとめた。

文・大菅 力

Capsule①
準富裕層がどんな人たちか知る

■インフレにより、これまで家を建ててきた中間層が注文住宅のターゲットから外れて、そこそこ豊かな人たちが顧客の中心に

■準富裕層は中間層の撤退により相対的に目立ってきた。絶対的な人数は増えていないため、受注の競争率は非常に高い

■準富裕層といっても特別リッチではない。G7水準で見ると中流程度の生活水準の普通の人たち。求める家も普通の家

■準富裕層の家は、従来の中間層向けの「普通の家＝木の家」がベース。そこに、ほどほどの上質感と個性を足した家

Capsule②
富裕層向けの家のテクニックを知る

■大きな建物ボリュームをベースに空間の広さと狭さ、明るさと暗さ、素材感と均質性などを各所で対比させる

■高級感を付与するには・・・

この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号（2025年10月30日発行）木の家＋ざらざらの石リッチ化計画』（P.8〜）でご覧ください。