東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が9月10日に公表した、首都圏における8月度の中古住宅市場は、戸建て住宅が成約・在庫件数ともに増加した。成約価格も上昇した。一方、マンションは、成約件数は増加、在庫件数は2カ月ぶりの減少となった。成約平米単価は64カ月連続で上昇している。
中古戸建て住宅の成約件数は、前年同月比69.4%増と10カ月連続で増加。都県別では、東京都が472件(前年同月比68.6%増)、埼玉県が379件(同80.5%増)、千葉県が324件(同39.7%増)、神奈川県が436件(同90.4%増)。すべての都県で増加した。
成約価格は、3894万円で前年同月比2.9%増と2カ月連続で上昇した。土地面積は、同1.6%減と2カ月ぶりに縮小。建物面積は、同0.3%減とほぼ横ばいながら2カ月ぶりに縮小した。在庫件数は、同6.3%増と22年9月から36カ月連続で増加するも、増加率の縮小が続いている。
中古マンションの成約件数は、前年同月比54.5%増と10カ月連続で増加した。成約平米単価は、84.85万円/㎡で同13.5%増と20年5月から64カ月連続で上昇。成約価格は、5279万円で同13.5%増と10カ月連続で上昇した。専有面積は横ばいだった。在庫件数は、同1.4%減で2カ月ぶりに減少した。
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