ブルーシート製造大手の萩原工業(岡山県倉敷市)は、使用済みのブルーシートを回収し、新たなシートとして再生、供給するプロジェクト「Re VALUE+(リバリュープラス)」を展開している。各地の工務店などとも連携して、ブルーシートの「水平リサイクル」に取り組んでいる。
リバリュープラスは、産廃処理業者が回収した使用済みシートを同社が買い取り、分別・洗浄してペレットに加工。再生ペレットを原料として新たなブルーシートを製造し、廃棄物削減と資源循環を推進するプロジェクト。プロジェクト名はリサイクル(Re)、新たな価値(VALUE)、技術革新(+)の3つの意味を込めている。
2022年からは、ライフデザイン・カバヤ(岡山県岡山市)がリバリュープラスのスキームを導入。当初はブルーシートの再生材使用率が10%程度だったが、現在は25%にまで向上。24年のシート回収量は約30トンに達した。
今年8月には、あいホーム(宮城県富谷市)と連携協定を締結。同社の建設現場(年間約250棟)から排出されるシート約15トンの再資源化に取り組む。東北地方での取り組みは同プロジェクトでは初。
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