住宅金融支援機構(JHF)は8月15日、2024年度の住宅ローン市場に関する調査結果を公表した。調査は、日本銀行統計や業界団体のデータをもとに、業態別の新規貸出額および貸出残高をとりまとめたもの。
それによると、個人向け住宅ローンの新規貸出額は21兆9436億円で、前年度比5.1%増と堅調に推移した。背景には、低金利環境の継続や住宅需要の底堅さがあるとみられる。
また、2024年度末の貸出残高は227兆1743億円となり、前年度比2.7%の増加。新築・中古を問わず、住宅取得におけるローン依存度の高さが改めて示された。
同調査は、住宅ローン市場の規模を把握するため、新規貸出額は四半期ごと(9月、12月、3月頃)、貸出残高は年1回(8月頃)に調査している。
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