ユニットバスの交換工事に臨んだWさん。作業の振動で、隣接する和室の壁にクラックを発生させてしまった。その部屋に飾ってあった額も落下して破損。大慌てで顧客に報告し謝罪と補修を申し出ると、受け入れてはもらえたものの、顧客との間の信頼関係にも大きなヒビが入ってしまった。【住宅ライター:渡辺圭彦】
問題の現場は、築40年以上の木造住宅。顧客とは先代からの付き合いで、折に触れて外装や内装のリフォーム、設備機器やサッシの更新など、点検・改修を繰り返してきた。
「お客様はご夫婦とも温厚で、息子のような年齢の私に対しても丁寧な口調で応対してくださっていました。あんなことが起こるまでは…」。Wさんは悔しそうに当時の出来事を振り返る。
思った以上に振動が響き隣室に被害が…
依頼があったのはユニットバスの交換。ちょうど給湯器の調子が悪くなってきたこともあり、20年目になろうとしていた浴室にも手を入れることになった。「そんなに躯体全体に衝撃を与えるような工程もないと思っていたので、隣接するスペースについてはさほど心配していなかった」(Wさん)。
しかし・・・
この記事は新建ハウジング7月20日号8面(2025年7月20日発行)に掲載しています。
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