東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が7月10日に発表した首都圏(1都3県)の6月度の不動産流通市場は、中古戸建住宅の成約・在庫件数がともに増加する一方、成約価格は再び下落し3937万円(前年比-1.9%)となった。前月比では1.5%上昇した。
成約件数は、1943件で前年同月比+49.2%と8ヶ月連続で増加した。土地面積は、144.36㎡で前年同月比-1.7%と3ヶ月ぶりに縮小。前月比も-0.9%となった。建物面積は、103.59㎡で前年同月比-0.7%とほぼ横ばいながら2ヶ月ぶりの縮小。前月比はほぼ横ばいだった。
在庫件数は、2万3341件で前年同月比+7.9%。22年9月から34ヶ月連続で増加するも、増加率の縮小は続いている。
中古マンションは成約平米単価62ヶ月連続上昇
中古マンションの成約平米単価は、83.34万円/㎡で前年同月比+6.9%と20年5月から62ヶ月連続で上昇。前月比は-0.9%だった。成約件数は、4299件で前年同月比+31.9%と8ヶ月連続で増加。成約価格も、5209万円で前年同月比+5.1%と8ヶ月連続で上昇した。前月比は1.9%の下落だった。専有面積は、62.50㎡で前年同月比-1.7%と7ヶ月連続で縮小。前月比も1.1%縮小した。
在庫件数は、4万4428件で前年同月比-0.7%と24年5月から14ヶ月連続で減少するも、ほぼ横ばいだった。
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