不動産関連の比較査定サイト「スマイスター」を運営するシースタイル(東京都中央区)はこのほど、4月29日の「畳の日」(全国畳産業振興会制定)に合わせて、「スマイスター」を利用した20歳以上の男女全国1041人を対象に「和室」についての調査を行った。
回答者の自宅の種別割合は、『注文住宅』が41.2%、『建売住宅』が20.8%、『戸建て賃貸』 が2.6%、『所有マンション』が20.5%、『賃貸マンション・アパート』が12.6%、『官舎・社宅・寮』が2.3%。
『建売住宅』『戸建て賃貸』『所有マンション』『賃貸マンション・アパート』の居住者に「自宅を選ぶとき、和室がある家を選ぶか」を聞いたところ、『はい』が50.0%、『いいえ』が19.4%、『気にしない』が30.6%となり、半数が和室を好んで家選びをしていることが分かった。
『はい』『気にしない』と回答した人に「和室がある家を選んだ理由」を聞いたところ、『落ち着く』が48.1%で最多、次いで『畳が好き』(35.0%)、『ごろ寝ができる』(31.4%)、『くつろげる』(22.2%)、『仏壇がある』(17.5%)、『客間として使える』(16.7%)などが続いた。
また、「和室があって不便だったこと」を聞いたところ、『畳が傷みやすい』が43.0%で最も多かった。そのほか、『重い物を置くと畳に跡がついて取れない』(24.7%)、『カビやダニが発生しやすい』(19.4%)、『障子の張替えが大変』(18.4%)、『液体をこぼすとシミになる』(16.5%)などが続いた。
一方、『注文住宅』の居住者に「自宅を建てるとき、和室をつくったか」を聞いたところ、『はい』が88.3%、『いいえ』が11.7%となった。
『はい』と回答した人に「和室を作った理由」を聞いたところ、『落ち着く』が43.3%で最多、次いで『畳が好き』(39.8%)、『客間として使える』(31.9%)、『仏壇がある』(29.8%)、『ごろ寝ができる』(26.4%)、『くつろげる』(22.7%)、『床の間が欲しい』(20.8%)、『日本の象徴』(18.5%)などが続いた。
『いいえ』と回答した人に「和室をつくらなかった理由」を聞いたところ、『必要性を感じない』が60.0%で最多、次いで 『障子の張替えが大変』(20.0%)、『畳が傷みやすい』『カビやダニが発生しやすい』(共に18.0%)などが続いた。
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