中小企業庁、下請事業者向けに「特別相談窓口」を新設　熊本の震災影響に対応

　中小企業庁は４月１８日、熊本県熊本地方を震源とする地震の発生に伴い、親事業者の工場が操業を停止したため納品ができない場合など、下請事業者の取引上の様々な影響が生じる恐れを受けて、全国４８か所の「下請かけこみ寺」に「特別相談窓口」を新設した。取引上の問題について、広く相談を受け付ける。

 「下請かけこみ寺」は、中小企業・小規模事業者の取引上の悩み相談を広く受け付けるため各都道府県の中小企業振興機関に設置された窓口。フリーダイヤル（０１２０－４１８－６１８）にかけると、近くの「下請かけこみ寺」に直接つながる。熊本県の下請かけこみ寺については、当分の間対応が困難なことも想定されることから、（公財）全国中小企業取引振興協会「下請かけこみ寺本部」（０３－５５４１－６６５５）で対応する。各都道府県の「下請かけこみ寺」一覧はこちら。

　また、地震発生に伴う下請取引等への影響について、東日本大震災の際に公正取引委員会が作成したＱ＆Ａはこちら。