インターネットリサーチ事業を手がけるNEXER(東京都豊島区)は、パナソニック アーキスケルトンデザイン(大阪府門真市)と共同で実施した「屋根の重量と耐震性の関係」に関する意識調査の結果を公表した。
持ち家の一戸建てに住む全国の男女400人を対象に実施したもので、住宅購入時に屋根の重さと耐震性の関係を「考えていなかった」と答えた人が83.3%に上った。なお、本校の数値はすべて「NEXERとパナソニック アーキスケルトンデザインによる調査」によるもの。

調査では、自宅の屋根材について「瓦屋根(和瓦・洋瓦)」が41.0%で最多となり、「スレート屋根(コロニアルなど)」が26.5%、「金属屋根(ガルバリウム鋼板など)」が15.0%と続いた。一方で「分からない」と回答した人も14.0%おり、自身の住まいの屋根材を把握していない層も一定数存在することが明らかになった。

屋根の重さと耐震性の関係については、「軽い屋根の方が地震に強い」と回答した人が77.0%を占め、「重い屋根」とした人は23.0%にとどまった。軽い屋根を選んだ理由は、「建物の重心が下がることで揺れが小さくなる」、「構造への負担が軽減される」といった考え方が挙げられた。一方、重い屋根を選んだ層では、「どっしりして安定感がある」、「ずれにくそう」といった感覚的な安心感を理由に挙げる回答が中心となった。
ただ、住宅購入時に屋根の重さと耐震性の関係を実際に検討した人は16.7%にとどまる。多くの回答者が、屋根材と耐震性の関係を判断材料としていなかった実態が浮かび上がった。
NEXERは調査結果について、「屋根の重さが建物の揺れ方や耐震性に影響することを理解している人は多いものの、その視点が住宅選びの具体的な行動に結びついていない」と分析。地震への備えを考える上で、壁や基礎だけでなく、屋根材の重量にも目を向ける必要があるとしている。
※調査結果の詳細はこちら
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