ヒートポンプ・蓄熱センター(東京都中央区)は3月23日、寒冷地におけるエアコン暖房の普及と理解促進を目的としたPRパンフレットを公開した。
自治体、エネルギー事業者、メーカーなどによる広報活動や説明会などでの活用を想定して作成したもので、ユーザーが抱いているエアコンに対する懸念や誤解を解消する内容となっている。

第7次エネルギー基本計画(2025年2月18日閣議決定)により省エネルギーや電化への取り組みが求められる中、寒冷地域では暖房能力への不安や光熱費増加への懸念から、エアコン暖房の普及が進んでいないという実態がある。
そこで同センターは、寒冷地エアコンの実働データを収集。分析対象機器757台、総運転回数約8万5000回に及ぶ実測データをもとに、エアコンの起動から設定室温までの到達時間や部屋全体の温度、光熱費などの詳細を調べて分析した。
高い暖房性能を実証
その結果、設定室温までの到達時間については、起動から約15~30分で設定温度(23.5℃)に到達することを確認。また、サーモグラフィー画像の解析により、局所的ではなく、部屋全体を均一的に暖めることが可能であることを実証した。年間の光熱費は、石油ファンヒーターの約9万5000円に対し、エアコンでは約7万円となり、約26%のコスト削減効果があることが分かった。
【試算条件】エアコン:定格暖房能力5.0kWの寒冷地モデル、暖房期間:10~4月、電気料金:北海道電力「従量電灯B」第2段階単価――など
他に、寒冷地エアコンユーザーの声やエアコンを使うメリットなどについても掲載。近年の気候変動により寒冷地でも夏の冷房ニーズが高まっており、「1台2役」の機能を有するエアコンの導入が有効だとしている。
パンフレットは、PC・モバイル端末などでの閲覧に適したWeb用データと、A3用紙での出力・配布を想定した印刷用データの2種類を用意。引用・抜粋などの二次利用も可能となっている。

パンフレットの内容
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