住宅金融支援機構(東京都文京区)が2月27日に公表したリバースモーゲージ型住宅ローン【リ・バース60】の利用実績(2025年10~12月)によると、申請戸数は344戸となり前年同期比0.6%増となった。一方で、実績戸数は295戸(同24.4%減)、実績金額は42.1億円(同35.1%減)となり、前年同期を大きく下回っている。
【リ・バース60】は満60歳以上向けの住宅ローン。支払いは利息のみで、元金は死亡時に担保物件の売却などによって一括返済する。住宅の建設(建替え)、購入(住み替え)リフォームなどに利用できる。

申請戸数などの推移
固定金利型は実績増
「変動金利等タイプ」の利用実績は、申請戸数318戸(同7.0%減)、実績戸数277戸(同29.0%減)、実績金額39.0億円(同39.9%減)となり、すべての項目で減少した。一方、25年1月に導入された「全期間固定金利タイプ」は申請戸数26戸、実績戸数18戸、実績金額3.1億円となり、直前期の7~9月の実績と比較すると、申請戸数は9戸下回ったものの、実績戸数と金額はそれぞれ3戸、1.1億円上回った。
今期の借入申込者の平均年齢は70.9歳、平均年収は396万円で、年金受給者が61.0%を占めた。資金使途は「戸建リフォーム」が25.0%、「新築マンション」が24.4%、「注文住宅」が23.5%、「借換え」が17.7%、「中古マンション」が5.8%となった。資金計画の平均は所要額3131万円、融資額1615万円、毎月支払額4.7万円となっている。
利用地域に占める割合は「神奈川県」が15.4%で最多に。次いで「東京都」(11.0%)、「千葉県」(9.0%)、「大阪府」(8.4%)が上位となった。住宅・住宅ローンを必要とする理由は「住宅が古い」が45.1%で最も多く、「借換え」(15.7%)、「シニア向け分譲マンション」(11.0%)が続いた。利用タイプの割合は、全件が相続人に債務を残さない「ノンリコース型」だった。
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