「手しごとの価値化と大工・工務店の復権」を掲げる菱田工務店(長野県坂城町)のものづくりと、設計・経営のメソッドを学ぶ視察・研修ツアーが、11月5・6日の2日間にわたり開催された(主催:新建ハウジング)。7月に続く今年2回目の開催で、Instagramで見てきた同社の世界観を体感したい、単価向上のヒントを得たい、手しごとを軸にした経営手法を知りたい、といった目的を持つ22人の工務店関係者が参加した。

加工場で大径材をまさかりで仕上げているところ。大工による手しごとを価値化することにつながる
座学で講師を務めたのは、代表で“大工アーティスト”として国内外で活動する菱田昌平さんを“右腕”として支える専務の玉置健二さん。同社では、大工集団と設計者を中心に据え、手しごとの価値を追求する「ものづくり探求型」の事業モデルを展開しており、その背景や経営手法を具体的に紹介した。
大工・設計者を含む同社の採用と営業・受注の中心は、会社と菱田さん個人アカウントの合計フォロワー数50万人超を誇るインスタ。採用は応募の9割がインスタ経由で、受注も年間300件の問い合わせに対して営業する形で獲得する。投稿は全て内製化しており、複数投稿を日課とするほか、インスタ広告費として月40万〜50万円を投じているという。
14人の社員大工の大半は20代で、今春にはカナダ人の大工が加わった。設計課には10人が在籍し、イギリスの大学で建築を学び同国の設計事務所で経験を積んだ佐渡翔一さんを中心に、スウェーデン人、台湾人など、英語が堪能なスタッフが5人いる。軽井沢町の別荘案件など、近年増加している海外からの顧客に、国際色豊かな体制によって対応している。
玉置さんは拡充を進める組織についても紹介した。今年から新卒採用を強化した結果・・・
この記事は新建ハウジング12月20日号12面(2025年12月20日発行)に掲載しています。
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