Instagramのフォロワー50万人超(会社+代表個人アカウント)を誇り、業界内外から熱い視線を集める菱田工務店(長野県坂城町)は、工務店の設計サポートを手がけるMake House(東京都港区)とコラボし、7月1日から、HISHIDAブランドの住宅の世界観を忠実に再現した提案型の高級注文住宅商品「HUIZEN(ハウゼン)」のライセンスを、全国の工務店に対して提供する。菱田工務店社長の菱田昌平さんとMake House社長の眞木健一さんに、HUIZENにかける思いを聞いた。(以下敬称略)
―「HUIZEN」とは。
菱田 Huizenは、オランダ語で「家々」を意味する。我々が全国の工務店に向けてライセンス販売する「HUIZEN」は、菱田工務店がつくる建築の世界観と空間の魅力を、忠実に再現した提案型の高級注文住宅の新たなブランドだ。
現在の住宅市場にはない、唯一無二の価値を持つ。「素材×手しごと×美しさ」をベースとする自分の設計の哲学を落とし込みながら、7種の基本的なプロダクトを設けた。

HUIZENショールームの内観。「素材×手しごと×美しさ」の菱田さんの設計哲学が息づく空間となっている
眞木 建築資材が高騰するなか、住宅を買える人、買えない人が明確に分かれてきており、そこでハウスメーカーが資本力を生かしたブランディングにより受注を獲得し、受注単価を4000万~5000万円と伸ばしている。
その一方で、年間受注10棟に満たない地域に根差した工務店の倒産件数は増え続けている。こうした厳しい市場で、HUIZENは地域工務店がハウスメーカーに対抗し、そのシェアを奪う強力な“武器”になると考えている。

HUIZENショールーム外観。年月を経るごとに美しさを増していく「古る美る(ふるびる)」をデザインコンセプトとしている
―Make Houseが担う役割は。
眞木 加盟工務店の設計をサポートする。施主の間取りなどに関する要望も踏まえ、7種のプロダクトに基づいて外観デザインを含む基本設計を行い、施主と工務店が請負契約を締結した後は、許容応力度計算書や省エネ計算書、実施設計図面を提供する。高い性能を備えるHUIZENの価格は3000万円台後半から。菱田さんが全棟のデザイン監修を行う予定だ。
また、設計図面は・・・
この記事は新建ハウジング6月20日号9面(2025年6月20日発行)に掲載しています。
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