不二サッシ(神奈川県川崎市)は、長谷工グループのウッドフレンズ(名古屋市)と共同でアルミクラッドを用いた木製サッシの開発を進めていると発表した。
国産木材の有効利用を目指す「木質資源カスケード事業」に取り組むウッドフレンズの協力を得て共同開発。
炭素固定される木材は金属や樹脂に比べて製造過程で発生するエネルギー消費が少なく、さらに長距離輸送が不要な国産材を使うことで、CO2排出量の削減に寄与できるとする。
両社は、それぞれの技術・知見を持ち寄って「高価」なイメージの国産木製サッシの品質を確保しつつ、手が届く価格での商品化を目指す。
集合住宅での利用を視野に入れ、2025年度中に片引き窓、開き窓を開発し、窓種を増やしていく予定。
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