(一財)ベターリビングは「太陽熱利用システム」「ガス給湯機」「便器」の優良住宅部品認定基準(BL認定基準)を改正し、12月1日付で公表した。
「太陽熱利用システム」では、住宅版の「エネルギー消費性能計算プログラム」(以下、「住宅版Webプログラム」)に対応するパラメータ入力項目および算出方法を追加。「ガス給湯機」では潜熱回収機器のドレン配管施工方法について、雨水の縦樋(たてどい)へ直接接合する方法を追加している。
JIS規格などに対応
「太陽熱利用システム」のBL認定基準では、これまで「住宅版Webプログラム」に対応したパラメータの算出方法が明確になっていなかった。そこで今回、ソーラーシステム振興協会基準と関連JIS規格を基に、パラメータ入力項目などを基準に追加。用語についても見直しを行い、蓄熱槽・貯湯部の用語を細分化し、「蓄熱タンク」「貯湯タンク」を定義付けた。
「ガス給湯機」では、潜熱回収型機器の燃焼時に発生するドレン水の排出場所として、雨水縦樋に直接接合する方法を追加。機器側への溢水に対して配慮する必要があることを記している。

雨水縦樋へ直接接合する場合の解説図
「便器」では、2024年12月の基準改正時に、従来の暖房便座の要求性能を引き継いだが、今回JIS規格に表記を合わせた。「便座保温方式」「便座瞬間方式」に分けて便座温度の要求性能を記載している。
新たな基準では、便座温度の最大設定時に、「便座保温方式」では便座表面温度が30~43℃、温度むらが標準偏差で5℃以内、「便座瞬間方式」では便座表面温度が26~43℃、温度むらが標準偏差で5℃以内、立ち上がり時間が20秒以内と定めている。
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