住宅リフォーム・紛争処理支援センターが10月28日に公表した2024年の「住宅リフォーム市場規模」の推計によると、増築・改築工事費および設備などの修繕維持費の合計が7兆円(前年比0.14%減)となり、6年ぶりに減少に転じた。このうち増築・改築工事は4700億円で同2.1%減少、設備などの修繕維持費6兆5300億円で横ばいとなった。
「広義のリフォーム市場規模」は8兆2800億円(同0.36%増)となり8年連続で増加。3年連続で8兆円を上回った。「広義のリフォーム市場規模」は、住宅着工統計上で「新設住宅」に計上される増築・改築工事費と、エアコンや家具などのリフォームに関連する耐久消費財、インテリア商品などの購入費を含めた金額を示している。

住宅リフォームの市場規模
市場規模を都道府県別でみると、東京都の8954億円(同2.8%増)が最も高く、次いで神奈川県が5416億円(同2.4%増)、大阪府が4432億円(同16.2%減)、埼玉県が4230億円(同1.9%増)、愛知県が4087億円(同6.8%増)となった。広義の市場規模では東京都が1兆460億円、神奈川県が6316億円、大阪府が5161億円、埼玉県が4981億円、愛知県が4932億円となっている。
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