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住宅の高性能化が進む中、空調は住まい手任せにせず、設計者がきちんと設計することが重要になっています。本連載では森こうすけさん(ミライの住宅代表理事)が、住宅における空調設計のノウハウを解説。最終回は空調設計を会得することの意味を、工務店経営の側面から考えてみましょう。(毎月30日号掲載)

5月30日号から続けてまいりましたこの連載も、今回で一区切りとなります。最終回の今回は、空調計画が自社でできるようになると、どんなメリットがあるのかについてお話ししたいと思います。
空調計画が自社でできるようになることのメリットのうち、最も直接的、かつ大きな要素が「クレームやトラブルの防止」です。この連載をお読みいただいている方でも、少なからず「暑い、寒い」「湿度が高い、低い」「結露が起きる」といった相談を、お施主様から受けたことがあるかと思います。このようなトラブルに対して多くの工務店は無力です。
例えば、ある部屋が暑いという相談を受けた際、ほとんどのプロは「扇風機やサーキュレーターで空気を送り込みましょう」という提案をします。そして多くの場合、そこには何の計算もなく風を回すという定性的なアドバイスがあるのみで、その結果何が起きるのかはやってみなければわかりません。
その部屋の冷房負荷が400Wだったとします。部屋に送り込む冷気が部屋の室温よりも7℃低いものであれば・・・
この記事は新建ハウジング10月30日号7面(2025年10月30日発行)に掲載しています。
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